オーガニックと自然養鶏

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オーガニック
無農薬有機と言う言葉があります

何となく良さそうな雰囲気があります

私は無農薬の中味はまあ、本気の所なら完全に無農薬もあり得るだろうとは思ってます

しかしながら有機の部分の解釈で腑に落ちることがありませんでした
有機の中味を自慢する記載があまりに少ないのが原因です

また、有機肥料として売られている
牛ふん、鶏ふんは発酵済みで売られているものも
臭いんです

例えば森の中の土は色んな有機物が入ってるだろうに全くありません
動物も排泄するのに臭くないんです

なので
臭くない有機肥料と言うものの存在について深く考えるようになりました

有機肥料の元は動物性の場合家畜の排泄物です
排泄物を発酵させて堆肥にします
そこで、排泄物の前段階である
家畜の飼料と飼育環境について学びました
基本的に密集飼育でハイカロリー飼料での飼育で
牛や鶏の本来あるべき姿での飼育はほぼありませんでした

見学に行く鶏舎も牛舎も豚舎も殆どが臭いんです
排泄物の嫌な発酵の臭いです

そんな最中、素晴らしい飼育をしてる山地酪農の斎藤牧場の斎藤さんに出会いました
見学に行かせてもらうと、広大な牧場に牛が放牧してあり
ポツンポツンと排泄物が落ちている
でも臭いがしないんです
顔を近づけてみても臭わない

斎藤さんに聞くと
そりゃあ草ばっかり食べてたら調子も良いし臭わないよ
ホルスタインは多少は濃厚飼料も与えねば乳の出が悪いからおやつ程度には与えるけど
牛は基本的に粗飼料で充分健康だよと

つまり、本来の家畜の生活環境に則して飼育をすれば
家畜の健康も守れ生産物を頂くことも出来
本物の有機肥料も手に入ると知りました