育雛レポート

養鶏についてのレポート

11月22日に松本市の小松種鶏場より
岡崎おうはんの雛を26羽購入
11月21日孵化の一日令

受け入れは電気こたつ保温の育雛箱に籾殻を60ミリ敷き詰め
37℃設定にて育雛

餌はクズ米と糠をまぜたものと水

当初は社会性はなく
弱い雛はドンドン淘汰され
2週間程で14羽まで減少後
淘汰は落ち着く

餌はクズ米を糠と水で混ぜて発酵させた物に牡蠣殻の粉や料理をしたあとの残り(未利用資源)を混ぜてさらに発酵させた物と野菜クズなどの緑餌を与える

★餌の基本は発酵させた物と緑餌で現在まで変わらず

30日頃まで餌箱を設置して餌付け

緑餌は床に直撒きをして
床発酵の材料にしていく

一月目は籾殻が乾いた状況であり糞尿でのアンモニア発酵臭は感じず

30日以降は床発酵を促すため
発酵飼料を床面に直撒きをしていく

★時折床をかき混ぜ発酵状況を確認していく
★籾殻そのまんまの色だった床がだんだん発酵し土色に変化がはじまる

45日頃体のサイズは来た頃の10倍近くになり
育雛箱の蓋に頭が届くようになり
育雛箱の蓋を外して1.5坪ほどの運動場と連結させる

良く食い込み、排泄物が多くなり出す

★この頃から本格的に床発酵をさせていくべく
床に糠を混ぜ込み十分な水分を含ませていく
★床は糠床のような発酵を始め床に撒いた発酵飼料は腐敗することなく発酵土に変わっていく
★鶏ふんは発酵床に分解されアンモニア発酵臭はしない

60日頃
本来保温は切る時期だが、一羽、弱い個体がいるので保温をしている関係で
こたつ回りで雛が寝るため
鶏ふんが堆積することがあった
その際にはアンモニア発酵が起こりアンモニア発酵臭がした

★対処法としては
堆積物を発酵床に混ぜ込み十分な水分を含ませる
これだけでアンモニア発酵臭は消えた

★鶏が一つの場所にとどまらないようにすれば、満遍なく鶏ふんが床に混ざり混みアンモニア発酵臭はしないようにすることは可能

90日頃、
一メートルの柵の上に乗れるほど体が出来上がってくる
食べる量もさらに増えてくるが
発酵飼料をベースに緑餌を大量に与えると
鶏ふん自体のにおいがほとんど無く
堆積によるアンモニア発酵が進まない限りアンモニア発酵による刺激臭は出ないと言う結果が出ている

★より良い床発酵を保つために、常々床土を掘り起こし、発酵のにおいを直接確認し、発酵熱による乾燥が無いかを常々確認をし
必要があれば水を撒き、菌の動きを助ける必要がある

★発酵飼料はクズ米と糠と水と牡蠣殻がベースになって、発酵させるが、日々の食事の余り物等も混ぜ込み発酵させて与えることができるので
生ごみと言うものが発生しなくなる